法定点検
法定点検って何?
法定点検とは、車の故障やトラブルを未然に防ぐことや、快適に走行できる性能を保つ目的で実施するものです。マイカーの場合の種類は、1年に1度行う12ヶ月点検と、2年に1度車検時に行う24ヶ月点検の2種類あります。
法定点検の基礎知識
POINT01
法定点検と車検との違いは?
車検を依頼すると法定点検も併せて実施されることが多く、この2つが混同している方も実は少なくありません。
車検は、車が保安基準に達しているか検査することを目的としています。それに対して、法定点検は走行性能の維持や故障を未然に防ぐことを目的としています。結果として、車検だけでは車の安全性を保障できるものではないと言われています。
POINT02
法定点検は義務?しないと罰則はあるの?
道路運送車両法により義務付けられていますが、明確な罰則はありません。一方、車検には罰則罰金が定められています。
法定点検を行わないと、自動車メーカーの保証を受けられないケースがあります。
道路運送車両第48条
第48条 自動車(小型特殊自動車を除く。以下この項、次条第一項及び第五十四条第四項において同じ。)の使用者は、次の各号に掲げる自動車について、それぞれ当該各号に掲げる期間ごとに、点検の時期及び自動車の種別、用途等に応じ国土交通省令で定める技術上の基準により自動車を点検しなければならない。
POINT03
法定点検の重要性とメリットとは
法定点検を行うことで、車の不具合にいち早く気が付くことができます。走行中のトラブルや事故を起こす確率を下げることに繋がります。
車検毎に一度に消耗部品を交換するより、1年毎に必要な消耗部品を交換する方が、出費を抑えられ計画的に支払えます。
法定点検の種類
法定12ヶ月点検(法定1年点検)
法定12ヶ月点検は、点検する項目が26項目あります。主な目的は、安全性と快適性を重視した点検で、エンジンルームや足まわり、ブレーキペダルなどが点検の対象となります。パワーステアリング装置やブレーキペダル、駐車ブレーキ機構、ホース・パイプ、マスタシリンダ、ホイールシリンダ、ディスクキャリパなどが対象です。さらに、ブレーキドラムやブレーキシュー、ブレーキディスク、ブレーキパッド等の点検も実施します。
法定24ヶ月点検(法定2年点検)
法定24ヶ月点検は、12ヶ月点検の26項目に30項目を加えた56項目となっています。2年経過すると、自動車のパーツの劣化がより進むことから、より詳細な検査が求められるのが特徴です。
法定3ヶ月点検
法定3ヶ月点検は、バスやタクシー、トラック、レンタカーなどの事業用の車に義務付けられています。項目数は車種によって異なります。
法定6ヶ月点検
法定6ヶ月点検は、乗用のレンタカーおよび自家用の中小型トラック等が対象となります。自家用車に比べて積載量が多い車や走行距離が長くなりがちな車、不特定多数の人を乗せる車という特徴があります。
芦別モータースの強み
当社はノウハウを活かして、とことんキッチリ整備するため、車検後は安心・快適です。
多くの車両を点検してきた実績
当社は長年多くのお客様の車両を点検してきた実績があります。多く対応してきた実績による技術、知識を基にお客様の安心出来るカーライフをサポートさせて頂きます。
事故を未然に防ぐノウハウ
当社は多くのお客様の法定点検を行ってきました。点検をしなかった場合、出先での突然のトラブルや事故につながる事が多いです。
様々な状態に対してキッチリ対応致します。
お客様が納得する提案
点検を行った後に修理が必要になることはよくあります。当社では修理をご提案する際にお客様の目線に立ち、より分かりやすいご提案を心掛けております。
クルマの日常的なセルフチェックがおすすめです
末長く愛車に乗り続けるためには、ちょっとした車の状態の変化にも気付かなければなりません。
車の状態が悪くなっているのに、そのまま放置してしまうと故障の原因になったり、大きな事故につながる可能性まであります。そのため、洗車や長距離ドライブをする時は勿論、日常的に点検を行うように心掛けましょう。
車の外側の点検
何気なく車の運転だけをしていると意外に気付かないのが、タイヤの空気圧とライト・ウィンカーの状態です。軽視しがちのため、洗車の時などに点検するように心掛けましょう。
- 項目
- 点検方法
- 整備が必要な状態・基準
- タイヤの空気圧
- タイヤの側面から見る
- 極端にたわんでいる
- タイヤの状態
- タイヤの接地部と側面の表面を見る
- 亀裂や損傷がある
片側が異常に摩耗
横縞状に摩耗
ミゾが浅い(スリップサインが出ている)
- ライト・ウインカー①
- ライトやウィンカーを点灯させる
- 点灯しない
- ライト・ウインカー②
- 汚れの確認
- 汚れで光が見えづらい
運転席の点検
運転席に座ったら、走り出す前にいくつか点検しておきたいポイントがあります。ブレーキやエンジンのかかり具合など、整備が行き届いていないと事故を招きかねない大事なポイントですから、日頃からの注意が必要です。
- 項目
- 点検方法
- 整備が必要な状態・基準
- ブレーキペダル①
- エンジンをかけた状態でブレーキペダルを数回踏んでみる
- 踏みごたえが柔らかい
- ブレーキペダル②
- 踏み込んだ時のブレーキと床板との隙間を調べる
- 隙間が少ない(通常80mm前後)
- パーキングブレーキ
- パーキングブレーキレバー(またはペダル)をしっかりと引き上げる(踏み込む)
- 引きしろ(踏みしろ)が多い
- エンジンのかかり具合
- エンジンをかけてみる
- スムーズにかからない
異常な音がする
アイドリング状態で回転数にムラがある
- ウィンドウォッシャー液
- ウィンドウォッシャー液を噴射させる
- ワイパーの動作範囲外まで噴射される
ワイパーに噴射される
- ワイパー
- ウォッシャー液を噴射させワイパーを動かす
- 低速から高速に切り換えがうまくいかない
スジ状の拭き残しが多数ある
エンジンルームの点検
エンジンルームの点検は、本格的な整備のイメージを持ってしまい、車を乗り始めの方や女性の方などは敬遠されるかもしれません。しかし、日常点検レベルであれば誰でも簡単に確認できるように工夫されていますので、エンジンの故障という事態を招かないためにも定期的な点検は不可欠です。
- 項目
- 点検方法
- 整備が必要な状態・基準
- ブレーキ液
- リザーバータンクの液量の確認
- 下限ラインまでしかブレーキフルードがない
- バッテリー液
- パッテリーの各槽のバッテリー液の量を確認
- バッテリー液の量が少ない
- ウィンドウォッシャー液
- ウォッシャータンクのウォッシャー液の量の確認
- 半分以下までしかウォッシャー液がない
- 冷却水
- ラジエーターリザーバータンクの冷却水の量の確認
- 下限ラインまでしか冷却水がない
- エンジンオイル
- オイルレベルゲージでオイルの量を確認
- 下限ラインまでしかオイルが付着していない
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